TOEICの点数の目安と実際の英語力の関係【一目でわかるレベル別比較】

TOEICの点数の目安と実際の英語力の関係【一目でわかるレベル別比較】 スピーキング上達のためのツール
TOEICの点数の目安と実際の英語力の関係【一目でわかるレベル別比較】

TOEICの点数の目安をレベル別にまとめました。
このページではTOEICの点数ごとの英語レベル、就職や海外赴任、駐在などに必要なレベルや、他の資格(英検、TOEFL、 IELTS)との比較について解説しています。
アメリカ駐在中の筆者の経験上の感覚的なレベルもお伝えします。
用途に合わせて取るべき点数の目安がありますので、参考にしてください。

TOEICの点数の目安【スコア換算とレベル感】

このページではTOEICの点数と、その目安の水準やレベル感、その他の試験との比較と筆者の経験による体感レベルを合わせて一覧にしてみました。
仕事上の英語のスキルアップという観点でお届けしていますので、留学や入試という観点で情報をお探しの方はご注意ください。

TOEICの目安 900点以上

TOEIC900点以上の目安です。
・英検1級レベル
・TOEFL IBT 94-109
・IELTS 7-7.5
・仕事
聞き取りや読解などでは英語で困ることはほとんどないレベルです。
仕事でバリバリ英文の新聞や文章が読んで、英語を専門とした仕事ができます。
ニュースやミーティングなどでの会話もほぼ聞き漏らすことがない状態です。
文法もほぼ完璧に近い状態になります。
アメリカなど、海外居住経験が長い人たちは特に対策しなくてもこの水準になります。
ただし、SpeakingとWritingについては特に日本人は苦手とされる分野です。
TOEIC900点でもあまり話せないという方も居ますので、スピーキングのトレーニングは絶対に必要ですね。

TOEICの目安 800点

TOEIC800点以上の目安です。
・英検準1級レベル
・TOEFL 75-95
・IELTS 6.0-6.5
・仕事
英語圏での駐在などで、仕事上では英語であまり困らないレベル
会社によってはTOEIC800点とか860点以上でないと、海外駐在の候補になれないというような基準を儲けている会社もあります。
また外資系企業でも800点あれば問題ないと判断されます。
日本に住んでいてこのレベルになるのはかなりの努力が必要だと思います。このため、日本国内で英語を使ってするような仕事につくには非常に有利です。履歴書に書くとプラスに評価されますね。

TOEIC800点の英語のレベルの目安:筆者の体感

実は私はアメリカ駐在3年目の時、単語などの対策を少しして受けた時のTOEICスコアが795点でした。

800点の英語のレベルの目安としては、仕事上で必要なミーティングなどでの発言も問題なくでき、意思疎通という観点では困らなくなりました。
会話の中でわからないことも少なくなり、分からない場合も「今のどういう意味かよくわからなかったので、もう一回言ってくれる?」と聞き直したりすることができるようになります。

また、TOEIC800点クラスでもあまり話せないとうタイプの方もいます。
これは話すトレーニングをしていないためで、使う機会を増やしていく必要があると思います。

また電話で話ができるようになります。聞き返す回数は対面よりも増えますが、電話で話すこと自体はそれほどストレスではなくなります。

ただし、ネイティブ同士の雑談は、言い回しが多様すぎたり、文化的な背景などがわからなかったりして、十分に理解できないことがまだ多いです。

TOEICの目安 700点

TOEIC700点以上の目安です。
・英検2級-準1級レベル
・TOEFL 55-75
・IELTS 5.5-6.0
・仕事面
英語圏への出張などで、仕事上も英語で困ることが少なくなってくるレベル
メールでのやりとりも問題なくこなせます。
文法などの間違いも少なくなります。
このため、海外に事業展開している日系企業の国際部門や海外部門での仕事のほか、外資系も狙える水準になってきます。ただし、話す力もバランスよくつけておくことが必要です。
履歴書に書いたらアピールになるレベルです。
このくらいできると日本では「英語のできる人」という風に見られます。

TOEIC700点の英語のレベルの目安:筆者の体感

アメリカ駐在開始後から2年目ぐらいの期間がTOEIC700点ぐらいの水準だったと思います。
ヒヤリングはある程度できるので、仕事上のミーティングなどにも参加できるようになります。
電話が苦痛でなくなったのもこの時期でした。まだ何度も聞き返したらり、意味が理解できなかったりすることがありますが、概ね意思疎通はできます。

TOEICの目安 600点

TOEIC600点以上の目安です。
・英検2級レベル
・TOEFL 46-55
・IELTS 5.5
・仕事面
日本国内の企業で履歴書に書いてプラスになるレベル
日本企業では採用条件や、採用後の昇進に必要になる目安の点数になることがあります。
国内では「まあまあ英語ができる人」という認識を持たれるレベルです。
メールでやりとりをしたり、文書を読んだりする分には多少時間はかかりますが、調べながらすればできる水準ですので、会社によっては国際的な部門などで働くことができる場合があります。

TOEIC600点の英語のレベルの目安:筆者の体感

海外事業関連の部門に異動になり、英会話スクールに通ったりしながら、海外出張をしていた時がTOEIC600点くらいでした。
当初はミーティングに参加しても、結局よく分からずじまいになってしまったり、分からないところが多すぎて聞くのもはばかられるという状態が続き、ストレスを感じていました。
また、電話が苦痛で仕方がなかったのを覚えています。

スピーキングについても、TOEIC600点ぐらいの時は言いたいこともなかなか言葉として出てこなかったり、と不自由でした。

実際にインターンでTOEIC600点台の人を受け入れたことがありましたが、メールなどのやりとりはある程度できましたが、ミーティングになると言葉が出なくなるという感じでした。

このため、普段よく使う言い回しなどを書き出して練習したり、会議やプレゼンテーションの場では質問内容や伝える内容を英語で説明するために、事前準備をかなりしていました。
ネイティブではない、第二外国語として英語を使う人たちとの意思疎通は比較的やりやすい印象でした。

TOEICの目安 500点

TOEIC500点以上の目安です。
・英検準2級-2級レベル
・TOEFL 32-45
・IELTS 4.5-5.0
・仕事面
学生の頃から海外関係の部門に異動になる前がこの水準でした。
TOEICの平均点は580点と言われており、履歴書に書いても問題ない水準です。

TOEIC500点の英語のレベルの目安:筆者の体感

大学生の時初めて受けたTOEICのスコアが500点でした。
海外旅行に行った際に、なんとかなるぐらいのレベル感です。
実際にインドに旅行に行きましたが、その時はカタコトで、身振り手振りも交えてなんとかコミュニケーションを取りました。

TOEIC500点ぐらいだと、仕事ではあまり使えません。メールがなんとか送れるぐらいです。
会話しても分からないことが多発しますので、誤解を生んだり、意思疎通ができないことも。
また話すトレーニングができていないと、言葉がなかなか出てきません。相手に意思を伝えるために、筆談やボディランゲージに頼ったり、図に描いて見せたりと工夫が必要です。
文章を読んだり書いたりすることはある程度できますので、簡単なメールのやりとり程度ならできます。ただし、仕事上のやりとりをするには不安が残ります。

TOEICの目安 400点

TOEIC400点以上の目安です。
・英検3級〜準2級レベル
・TOEFL 0-32
・IELTS 4.0-4.5
・仕事面
履歴書に書くには弱い水準です。(書かない方が無難です)
文章を読んだり、聞いたりするのに苦労します。
会話もあまりできないため、意思疎通が難しいレベル。
単語も文法も限定的なので、
メールのやり取りなどでも意味が十分に理解できなかったり、
文法的におかしな文章を送ってしまったりします。

TOEIC400点の英語のレベルの目安:筆者の体感

高校生ぐらいの時がTOEIC400点くらいだったと思います。
英会話では文章で話すことができず、単語で話てしまうというようなことが多くなります。
相手との意思疎通という観点でも、こちらの意図も通じないし、相手の言っていることもわからないという状態に陥りがちです。
コミュニケーションを円滑に行うには筆談やボディランゲージなども交えてやっと「なんとなく」理解できたかなぐらいになります。

TOEICの目安 400点未満

TOEIC400点未満の目安です。
・英検3級以下のレベル
・TOEFL 該当なし
・IELTS 1.5-3.5
・仕事面

英語が明らかに苦手なタイプの方の水準です。
履歴書には書かないほうが良いです。(マイナス評価になってしまう可能性あり)
英語アレルギーか、勉強してこなかったという方が多いのではないでしょうか。

TOEIC400点未満の英語のレベルの目安:筆者の体感

TOEIC400未満は中学生ぐらいの時の水準です。
基礎的なことしかわからないので、読める文章も限定的ですし、リスニングもほとんどわからないというのが正直なところだと思います。
メールを送ったり、簡単な会話をしたりすることができないレベルなので、
文法や文章での言い回しなどを勉強するところからスタートした方が良いでしょう。

TOEICの点数の目安、比較表の使用上の注意点

TOEICの点数の目安のレベルと一緒に、その他のテスト(英検、TOEFL iBT、IELTS)との比較もしています。
ただし、それぞれテストは性格が違うので、比較には少し幅を持たせています。

また、TOEICは比較的大人向けの内容(例えばビジネスシーンや新聞など)の問題が多いため、社会経験のない子供が受けると、上記よりも点数が出にくい印象です。私の娘(準一級レベル、当時13才)でも500点ぐらいしか点数が出なかったことがありました。
また、留学などの場合にはTOEFL IBTの受験が必要になります。

このページでの「TOEIC」の定義


また、このページでいうTOEICは、みなさんがよく受けている
TOEIC Listening & Reading Test
の点数について記載しています。

TOEIC Listening & Reading Testは
・聞く(Listening)、
・読む(Reading)
という2つのレベルを測るテストですので、実際に英語を使う際には
話す、書くという二つの技能が別で必要になります。

TOEIC900点だけど、話せないなんていう人も居るのも事実です。
このため、話す(Speaking)、書く(Writing)についてもレベルアップのバランスを取っていかれることをお勧めします。
話す(Speaking)、書く(Writing)力を測りたい方は
TOEIC Speaking & Writingのテストを受けることができます。

TOEICの目安の点数に関しての記事は以上です。

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